子育てプログラマーの日常

とあるプログラマーの日常をだらだらとつづってます。
息子:2007年8月生まれ 娘:2011年12月生まれ

まちづくり市民会議(高齢者福祉に関して)

第4回〜第6回では、まち部会とくらし部会の半分に分かれ、
それぞれごとのテーマで話し合う。

それぞれごとのテーマで提言をまとめるのだが、
で、前回、「高齢者は勝手に生きてけ」
と言ったもんで、なぜか高齢者福祉に関する提言を決めるメンバーに入れられてしまった(笑)

そんな訳で会議の間に、メンバー3人で打ち合わせ。
私と80代の男性と女性の3人

さて、思いっきりケンカになるのかな〜なんて思ったのだが、
今回は思った以上に和やかに話が進んだ。

なんとなく思ってることなんですが、私、世代として
「団塊の世代」って何か好きになれないんですよね...

戦争を実体験として経験してる世代って、なんとなく尊敬の念があるのですが、
その1つ下の世代で「俺たちが今の日本を作った」ってな雰囲気が、
どうも受け入れがたい。

福祉に関しても、
「わしらは頑張ってきたから今の日本があるんじゃ、だから金よこせ」
ってな事を言われているような気がしてます。


で、今回の打ち合わせは、その世代より、1つ上の世代で、
個人的な毛嫌いは無いので、お互いに感情的にもならなかった。

まず最初に言ったのが以下の事。
「福祉に金をかけるなら、最低でも、"今"の金を使うべきで、将来入る予定の金を使われては困る。これをやるとシステムが維持できず、私たちが高齢者になった際に、無茶苦茶になってしまう」

これに関しては理解してもらえた。
で、他のお二方の意見は以下の通り
「高齢者は要介護状態になることを望んでいるわけではなく、健康に生きていきたい。
だから、高齢の健常者を要介護者にしない仕組みを作りたい」

と、至極全うな事を提案されたので、それには同意。

現在の仕組みなんですけど、要介護がレベル1〜5、要支援がレベル1〜2まであって、
(数字が大きいほど、介護が必要な状態)
当たり前だけど、状態が悪いほど、金がかかる。

で、提案するのは、
要支援にもなっていない「健常者」に対して、まず金を使うことで、
「健常者」を「要支援者」、「要介護者」にしない仕組みを作って生きたい。
それは高齢者が健康に生きていけるためではあるけど、
結果的に財政にも寄与することが期待できるのではないか?

と言う感じです。

具体的には以下の内容
1)地域包括支援センターを中心とした、各自治会、集会所の活性化
地域包括支援センターは、高齢者が住みなれた地域で生活していくために介護だけでなく、医療や財産管理、虐待防止などさまざまな問題に対して、地域の総合的なケアマネージメントを担う中核的存在である。地域包括支援センターを中心とし、自治会活動を活発にさせていき、各集会所を「いこいの場」として使用することで、高齢者のさまざまなケアが可能と考えられる。

2)地域レベルでの対応
家庭での介護をするのは介護者の負担が大きく、長続きしないので、地域社会で介護をする仕組みを構築することが不可欠である。すなわち地域ネットワーク作りが必要である。
ハイリスク高齢世帯への定期的訪問体制の確立
近隣ボランティア等による見守り訪問組織の構築

3)ポイント制度の導入
働けるときに介護業務に従事し、ポイントを貯めておき、要介護者になったときには、そのポイントを使用できる制度を導入する。働くことが生きがいにもなり、また経済的にも豊かになる。
この制度により、働く意欲が湧き、保険料や介護料の支払いに充当できれば一挙両得である。

4)高齢者の就業支援
当地域の大学や独立行政法人雇用・能力開発機構大阪センター(ポリテクセンター関西)(本市の特徴)と連携して、就業に必要な知識と技術を身につける研修を実施する。
就職希望者は、希望する職種や特技等をホームページに掲載し、一方、市内の事業者と連携して、求人情報をホームページに記載し、この情報を両者相互に活用する。就職希望者はその求人情報を見て、企業に働きかけ、雇用の促進を図る。


私が書いた内容じゃ無いので、個人的には、就業支援なんかは気にいらんし、
全体として、
「なんで元気な老人に金を使わんといかんのだ」
という気が無いこともないのですが、
まあ、結果として使う金を減らせそうなら、しゃ〜ね〜か
という感じ。


ニューヨークかどっかの話で、
「街の落書きを消したら、犯罪が減った」
ってな話に似てる気がするな〜
なんて思ったけど、これ言うと高齢者の気分を害しそうなんで内緒w

さて、19:00から、第5回です。
行ってきます。

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