まず、書いておくとまともな業者じゃないようでした。
どこが、どう、まともじゃないかというと
・Googleの直営でSEO対策を行ってるらしいです。
・「摂津市 アロマ」で検索すると検索順位が100番までに入っていないそうです。
えーーーっとですね、もうちょっとばれない嘘ついた方がよいのでは???
という感じです…
「Googleの直営」で「SEO対策」なんてありえません。
まず、「SEO(Search Engine Optimization)」ですが、
日本語にすると「検索エンジン最適化」です。
で、これが何かを簡単に説明すると、
「あるキーワードで検索した際に、自分のホームページが上位に表示されるようにする事」
です。
例えば、ビール会社が「夏」というキーワードで、
自社のビールの広告ページが表示されるように、SEOを行ったとしましょう。
SEOがうまくいって、Googleで「夏」と検索すると、
1位にビール会社のページが表示されたとします。
ビール会社"は"うれしいです。
では、Googleはうれしいでょうか?
何気なくネットを開いて、「ああ、もうすぐ夏だな〜」なんて思った人が、
「夏」というキーワードで検索をかけたとします。
ビール会社以外にも、SEO対策を行ったアイスを販売している企業、
クーラーを販売している企業などの広告ページだけが、
上位にずらりと並んだとします。
そんな検索エンジン、使う気がしますか?
検索した人は、永遠にCMだけを見せられているようなものです。
Google様は"検索結果"に命かけてます。
なんとかして、ユーザーが"検索したいもの"を表示するのに必死になっています。
それが検索エンジンを運営する会社として、
「生き残る手段」であり、
「稼ぐ手段」であり、
「プライド」でもあるでしょう
そんな会社が、SEOを行う会社を直営で運営するはずがありません。
で、もう一つのほうですが、
「調べてみますね〜(カチャカチャ)」と、
わざとらしくキーボード鳴らして「100位までには入ってないですね〜」
なんて言ってたらしいですが、
1位じゃボケが
(っていうか、摂津市に他にアロマサロン見当たらんわ!!!ボケが!!!)
ちなみに、SEOに詳しいわけでもなんでもない、ただのプログラマですが、
ちょっとだけ、SEOに関して思った事を書いてみます。
私は、SEOには2つの段階あると思ってます。
第1段階は、検索エンジンに対して自分の存在をアピールする事
第2段階は、検索エンジンを騙す事
第1段階の意味でのSEOは結局のところ、
「まともなホームページを作る」という事に直結します。
例えば、住所が書いてないアロマサロンのホームページがあったとします。
当たり前ですが、「○○市 アロマサロン」で検索してもヒットしません。
(というか、そのページを見ても、そのサロンに行けません。)
Googleで探して検索結果に出てくるようにするためには、
最低限必要な情報がホームページ内に無ければいけません。
サロンであれば、住所やメニューなんかは必須で記載しておく項目とは思います。
(「骨盤矯正」とかで検索する人が居ますので)
この辺りは多量のホームページを管理している会社があったとすれば、
どのようなキーワードでの検索があるのか?
などのノウハウ等があるのかもしれません。
ただ、ある程度"まっとう"にホームページを作っておけば、Google様は見つけてくれるし、
摂津市でアロマサロンを探している人を導いて連れてきてくれると思ってます。
第2段階でのSEOですが、「多数のブログからリンクをはる」などして、
Google様を騙す方法があるようです。
が、これはGoogle様にケンカを売ることになります。
で、世界で最高の頭脳を集めているGoogle様にケンカ売って勝てる気がしません。
個人の楽しみとして、お遊び程度で検索順位を上げる程度の事ならやる事があるかもしれませんが、
お金を取って「仕事」として、第2段階のSEOをやっていける自信はありません。
少なくとも、一件一件、営業の電話かけるという"非効率的"な商売を行っている会社が、
少人数で全世界を相手に"効率的"に商売を行っているGoogleに
ケンカを売って勝ち続けれるとも思いません。
(一時的に勝つ(検索順位を上げる)事はできるかもしれません)
結局のところ、
第1段階のSEOを行っているのは、普通のホームページ作成会社
第2段階のSEOを行っている(と言っている)のは、かなり怪しい会社
なので、営業の電話がかかってきて「SEO〜」なんてのを前面に押し出して
アピールしてくるのは、まあ怪しい会社と思って良いとの認識です。
(普通にホームページの作成の話の中でSEOの話があったからといって怪しいわけではない)
という訳でSEO云々とかかってくる営業電話はあまり相手にしないようにしましょう。
追記:
Google自身が"広告"として検索結果のページの一番上に
載せるページは募集しています。
「AdWords(アドワーズ)」という名前で電話がかかってくることが、
あるかもしれませんが、これは本当にGoogle様です。
ただ、この場合SEOという言葉はまず使わないと思われます。